兵庫県姫路市にあるアクリエひめじで、2024年11月5日から8日まで開催された(一社)日本航空宇宙学会主催の第68回宇宙科学技術連合講演会(68宇科連)のオーガナイズドセッション『宇宙で生きる!~宇宙居住と物質循環~』で、弊社技術顧問の小口美津夫が「ハイブリッド型生命維持システムとその要素技術のスピンオフ」というテーマで研究発表をしました。
小口技術顧問は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)で30年以上、宇宙ステーションだけでなく、月面や火星で人間が生活できる環境を創る技術研究開発をしてきました。人間が出す炭酸ガスから酸素を創り、廃水を浄化して飲料水を作り、廃棄物を処理して食料を生産するという安定した物質循環を構築して、宇宙に人工的な地球を創ることを可能とする技術です。
これらの技術は、今、人類が喫緊の課題としている温暖化や異常気象、食料飢饉などの地球環境問題の解決に貢献します。
弊社が開発販売する核シェルターや津波シェルターなどの避難シェルターは、災害時には完全密閉となるまさに宇宙船と同じです。長期間シェルターに避難したみなさまの「尊いいのちを守る」ために、小口技術顧問が開発してきた生命維持技術を弊社のシェルターに活用している事例を今回の68宇科連で発表しました。
このセッションでは、元JAXAの山崎直子宇宙飛行士と若田光一宇宙飛行士も研究発表を行い、世界で初めてとなる家庭用シェルターに関心を持っていただきました。